スペインの同性婚

LGBTの権利シリーズの一部
同性カップルの法的承認
  • アイスランド
  • アイルランド
  • アメリカ合衆国5
  • アルゼンチン
  • アンドラ
  • イギリス4
  • ウルグアイ
  • エクアドル
  • エストニア
  • オーストラリア
  • オーストリア
  • オランダ2
  • カナダ
  • キューバ
  • ギリシャ
  • コスタリカ
  • コロンビア
  • スイス
  • スウェーデン
  • スペイン
  • スロベニア
  • 中華民国(台湾)
  • チリ
  • デンマーク
  • ドイツ
  • ニュージーランド3
  • ノルウェー
  • フィンランド
  • ブラジル
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  • メキシコ1
  • ルクセンブルク
シビル・ユニオン
パートナーシップ登録制
  • アンドラ
  • イギリス:
  •   • ケイマン諸島
  • イタリア
  • エストニア
  • オランダ:
  •   • アルバ
  • キプロス
  • ギリシャ
  • クロアチア
  • サンマリノ
  • スロベニア
  • チェコ
  • チリ
  • ハンガリー
  • ボリビア
  • メキシコ:
  •   • ベラクルズ
  • モナコ
  • モンテネグロ*
  • リヒテンシュタイン
  • イスラエル6
限定的承認
  • アルメニア7
  • インド:
  •   •  チャンディーガル、グジャラート、
    ハリヤナ、オリッサ、パンジャブ、
    ウッタラーカンド11
  • オランダ:2
  •   • キュラソー、シント・マールテン
  • カンボジア:
  •   • 50コミューン
  • キューバ10
  • スロバキア8
  • 大韓民国14
  • 中華人民共和国9
  • ナミビア
  • 日本12
  • ネパール13
  • ブルガリア8
  • ペルー
  • ポーランド8
  • ラトビア8
  • リトアニア8
  • ルーマニア8
関連項目
  • 同性結婚法
  • 同性結婚の裁判例
  • 同性結婚の年表
  • アフリカの同性結婚
  • アジアの同性結婚
  • ヨーロッパの同性結婚
  • アメリカ州の同性結婚
  • オセアニアの同性結婚
  • 結婚の民営化
  • 同性カップルの離婚
  • 家庭パートナーシップ
  • 軍隊での方針
  • 養子縁組
  • 国リスト
  • 国・地域別のLGBTの権利
注釈
  1. 18州およびメキシコシティ、他の3州の特定の自治体で州全体で実施され、そのような場合は全ての州で承認されている。
  2. カリブ海のオランダを含むオランダ本土において。アルバ、キュラソー、シント・マールテンにおいては、同性結婚は保障されていない。
  3. ニウエ、トケラウ、またはクック諸島 では認められていない。
  4. カリブ海の海外領土では認められていないが、ケイマン諸島では結婚に相当する法律が施行されている。
  5. アメリカ領サモアは承認のみ。一部の部族国家では、実行も承認もされていない。
  6. 同棲。登録された外国の結婚は、限定的な権利が付与される。結婚はテルアビブで認められる。
  7. 承認不明。現在までに実際の事例なし。
  8. コーマン対ルーマニアの裁判で、欧州司法裁判所が、EU市民の外国人配偶者には居住権を提供することを国家に義務付けているとの判決を下した。
  9. 法定後見人制度(香港およびマカオを除く全国)、合法的居住者の外国人配偶者の居住権(香港)。
  10. 親権のための外国での結婚の承認。
  11. 未登録の同居またはMaitri Kararタイプの契約関係。
  12. 一部の地方自治体で同性カップルに証明書を発行する。ただし、法的拘束力なし。
  13. 外国人の同性配偶者は、扶養家族として「非観光ビザ」の対象となる。
  14. 外国の外交官の配偶者に限る。

*同性婚が合法化されるため、まだ発効していないか、司法機関が設定した自動期限。
LGBTポータル
ヨーロッパ各国における同性婚または同性間のパートナーシップ法の施行状況
  同性婚1
  その他のパートナーシップ法1
  事実婚1
  なし
  憲法にて婚姻を男女間に限定
1同性間のパートナーシップを認めた現行法または裁判所決定のいずれかが含まれているが、未施行のものは除外。

スペインの同性婚(スペインのどうせいこん)では、スペインにおける同性婚について記述する。

スペインでは、同性婚が2005年7月3日に合法化された。

2004年に政権を獲得したスペイン社会労働党 (PSOE) はホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相が主導し、同性カップルによる養子縁組の権利を含んだ、同性婚の合法化に向けた運動を開始した[1] 。議論の後、同性同士の結婚を許している法律は2005年6月30日に可決されて、2005年7月2日に公布された。 法律は翌日に発効した[2]。そして、スペインオランダベルギーについで3番目の同性婚を認める国となった。

国民の66%の支持があったが、この法律の批准には対立があった[3]。特にローマ・カトリック教会の権威者は断固として反対をし、結婚の意味を弱めるものであると批判した[4]。他の団体はゲイレズビアンによる養子縁組の可能性について懸念を表明した[5]。スペインの各地から数千人が集まり、この法律に抗議をするデモを行った。法律が承認された後も、保守の国民党 (PP) は法廷でその法律に疑問を呈した[6]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “Spain's new government to legalize gay marriage”. SignonSanDiego.com (2004年4月15日). 2009年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年12月14日閲覧。
  2. ^ “Spain approves liberal gay marriage law”. St. Petersburg Times. (2005年7月1日). http://www.sptimes.com/2005/07/01/Worldandnation/Spain_approves_libera.shtml 2007年1月8日閲覧。 
  3. ^ Giles, Ciaran (2005年4月21日). “Spain: Gay marriage bill clears hurdle”. Planetout.com. 2007年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年12月22日閲覧。
  4. ^ “Spanish bishops decry legislation weakening marriage”. Catholic World News (2005年7月20日). 2007年1月11日閲覧。
  5. ^ (スペイン語) “Manifiesto del Foro de la Familia”. 20 Minutos.es (2005年6月18日). 2007年1月12日閲覧。
  6. ^ Thornberry, Malcolm (2005年10月28日). “Spain's Highest Court Agrees To Hear Gay Marriage Challenge”. 365gay.com. 2005年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年1月25日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • Same-Sex Marriage: A Selective Bibliography of the Legal Literature