ティルトウイング

ヴォートXC-142 (1964年)
それぞれの方式に適した領域
縦軸が馬力毎の浮上効率、横軸が回転翼面荷重

ティルトウィング(tiltwingとは、垂直(短距離)離着陸のための手法のひとつ。エンジンポッドを主翼ごと機体に対して傾ける(ティルトする)こと。ローターのみ傾けるタイプの機体はティルトローターという。

構造

ティルトウィングを装備した航空機は、外見はプロペラ機に似ているが、主翼の角度を変えることで垂直上昇ができる。上昇後は、主翼を前方に傾けてターボプロップ機として飛行する。

利点・欠点

ティルトローターに比べVTOLモード時にダウンウォッシュを受けないという利点がある。

反面STOLモードでは迎え角が大きいため抗力も大きくなり、また全般的に風の悪影響を受けやすいといった欠点がある。

採用機種例

  • カナディア CL-84
  • VZ-2 (航空機)
  • X-18 (航空機)
  • X-22 (航空機)
  • XC-142 (航空機)
  • X-P4 (無人機)

関連

  • 表示
  • 編集