ピンク スパイダー

ピンク スパイダー
hide with Spread Beaverシングル
初出アルバム『Ja,Zoo
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル ユニバーサルビクター
作詞・作曲 hide
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(2週連続、オリコン
  • 1998年度年間11位(オリコン)
  • hide with Spread Beaver シングル 年表
    ROCKET DIVE
    (1998年)
    ピンク スパイダー
    (1998年)
    ever free
    (1998年)
    Ja,Zoo 収録曲
    LEATHER FACE
    (3)
    ピンク スパイダー
    (4)
    DOUBT'97 (MIXED LEMONed JELLY MIX)
    (5)
    ミュージックビデオ
    「ピンク スパイダー」 - YouTube[注 1]

    「ピンク スパイダー」(Short Ver.) - YouTube

    ボイスレス音源
    「ピンク スパイダー」(Voiceless Version) - YouTube
    ライブ音源
    「ピンク スパイダー」(Live At Yokohama) - YouTube
    アルバム音源
    「ピンク スパイダー」(Ja,Zoo) - YouTube
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    ピンク スパイダー」は日本ミュージシャンhideのソロ9枚目、hide with Spread Beaver名義では2枚目となるシングル

    また2006年RIZEが同タイトルの本作のカバーシングルを発表し、PVも原曲と同じ丹修一が監督しており、プロデュースI.N.Aが関わっている。それに伴い本作もマキシシングルとして再リリースされ、オリコンチャートに再チャートインを果たした。

    概要

    • オリコン日本レコード協会の集計共に100万枚を超えるヒットとなり、hideとしては、自身初、かつ唯一のミリオンセラーシングル。
    • hideの生前のアイデアで、初回盤のジャケットにはチョコレートと包み紙が分離するようになっており、中に蜘蛛のイラストが隠れている。
    • 前作「ROCKET DIVE」同様初回特典として「怪人カード」の第2弾が封入された。
    • hideは前作である「ROCKET DIVE」から今回の「ピンク スパイダー」次回作の「ever free」に渡るまでの一連の楽曲を3部作の繋がった楽曲として制作しており、「ROCKET DIVE」には「若いうちは失敗を恐れずにどんどん世界へ飛び出して行こう」というメッセージが込められており、「ピンク スパイダー」には「でも飛び出した世の中はそんなに甘くはない」という「失敗と挫折」を歌った曲であり、「ever free」には「それでも人生は何度だってやり直せる、可能性を信じて生きて行こう」というメッセージが込められた楽曲であると生前語っていた。

    hide with Spread Beaver

    収録曲

    • 全曲 作詞・作曲・編曲11: hide
    1. ピンク スパイダー
      • 日本テレビ系『号外!!爆笑大問題』エンディングテーマ。フジテレビ系『ごごいち』エンディングテーマ。
      • タイトルは「妄想」「蜘蛛の糸」「ウェブ」という発想から付けた[2]
      • 歌詞の内容が自殺を連想させるとして、hideの死に関連付けられワイドショーなどでも取り上げられた。だが、hideの生前のインタビューではむしろ「前向きなメッセージを込めている」と話し、歌詞カードにも念押しとして「to be continue」と表記していた[2]
      • 間奏の女性の台詞は、歌詞カードには「HIDE FUJIKO」と表記されている。当初は、声優の増山江威子に彼女が声を当てているアニメ『ルパン三世』の峰不二子の声で頼む予定だったが、ロサンゼルスでレコーディングしていたために来てもらうことができず、hideがオネエ言葉で喋ったものを女性の声に加工したもので、そのためにこのような名前になっている[2]。その後、このシングルのスポットCMのナレーションに増山本人を起用したことによって、ようやく本物の峰不二子とのコラボレーションが実現できた。
      • 最初はアレンジ作業に行き詰まり、お蔵入りも考えていたが、「やっぱりメロディがしっかりできているから、捨てきれない」と思い直し、2,3回アレンジをやり直しながらも、なるべく豪華な出来にしない様にしていった[2]
      • hideの想像上のスパイダー(クモ)は空にコンプレックスを抱き、最終的に自分のジェットの適応で空に打つ。そのピンク色のスパイダーは、ピンク色の(くも)に大変身する[3]。なお、現実世界にもピンク色のクモは存在し、特にクラブ・スパイダーの一種は鮮明にピンク色に染まっている。
    • pink crab spiderの例
    1. ピンク スパイダー (voiceless version)
    2. 隠しトラック(曲名記載なし)
      • 5分27秒の無音の後に「ever free」のサビが流れる。この無音の長さは「ever free」の発売日である5月27日にちなんでいる。

    収録アルバム

    RIZE

    ピンク スパイダー
    RIZEシングル
    初出アルバム『ALTERNA』
    B面 GHOST
    Why I'm Me "The Reason Why I'm Me"
    リリース
    ジャンル ロック
    レーベル ユニバーサルミュージック
    作詞・作曲 hide
    プロデュース I.N.A
    チャート最高順位
    RIZE シングル 年表
    Gun Shot
    2003年
    ピンク スパイダー
    (2006年)
    LADY LOVE
    2007年
    ミュージックビデオ
    「ピンク スパイダー」 - YouTube
    テンプレートを表示

    収録曲

    1. ピンク スパイダー
      • 作詞・作曲:hide/編曲:RIZE、I.N.A
    2. GHOST
      • 作詞:JESSE/作曲:RIZE/編曲:RIZE、I.N.A
    3. Why I'm Me "The Reason Why I'm Me"
      • 作詞:JESSE/作曲:RIZE/編曲:RIZE、I.N.A

    収録アルバム

    カバー

    ROCKミュージカル ピンクスパイダー

    「ピンク スパイダー」の話はシングルでは完結してないの。アルバムに続くの。虫の蜘蛛が飛んでいたら空の雲になっちゃうんだけど、結局自分のジェットで飛んだんだけど、雲のように流れたことが飛躍できたことなのか、結局空っていう世界のちっちゃい歯車になったのかっていう疑問を残しつつシングルは終わってるの。それがネガティブなのかポジティブなのかはアルバムまでのお楽しみっていう。写植終わっていないからわかんないけど、そこを虫部に雲っていう造語にしようかなと思ってる。(中略) 俺も作ろうかな、ロックオペラ[3]
    可視光線の散乱により実際にもピンク色の雲を見ることが出来る。

    これは、「ピンク スパイダー」リリース当時のインタビューにおけるhideの言葉である。「ピンク スパイダー」から半年後、「ピンク スパイダー」に続く曲「PINK CLOUD ASSEMBLY」を収録したアルバム『Ja,Zoo』がリリースされた。

    音楽・音声外部リンク
    ROCKミュージカル「ピンクスパイダー」稽古音源「ever free」 - YouTube
    ROCKミュージカル「ピンクスパイダー」【PINK CLOUD ASSEMBLY】 - YouTube
    “Musical Number”〜ROCKミュージカル ピンクスパイダー〜 - YouTube

    彼の言葉を受け止め、ROCKミュージカル『ピンクスパイダー』が2011年に上演された。音楽監督をI.N.Aが務め、hideに見出されたdefspiralがバンドとして参加し、LUNA SEAのJが友情出演した[8]。架空の世界「PSYCHOMMUNITY」と現実世界を出入りする男女を武田真治/渡部豪太南沢奈央/高橋瞳が演じた。東日本大震災の影響でいくつかの公演は中止となった。

    上演に合わせ、ミュージカル演奏曲のアルバム『“Musical Number”〜ROCKミュージカル ピンクスパイダー〜』がリリースされた。「ROCKET DIVE」、「ピンク スパイダー」、「ever free」の3部作の他、空をテーマにした「Blue Sky Complex」など全22曲収録。

    2014年にキャスティングを刷新して上演が準備されていたが、企画・製作会社の「止むを得ぬ事情」により中止となった。

    僕らのピンク スパイダー

    映像外部リンク
    劇団TEAM-ODAC第23回本公演『僕らのピンク スパイダー』MV - YouTube

    『僕らのピンク スパイダー』は、2017年に劇団TEAM-ODACにより上演された舞台作品。hideの「ピンク スパイダー」とのコラボレーション。hideのファンにより語られたhideについての思いなどをベースにしたヒューマンドラマ[9]

    出演は松本岳多田愛佳HKT48)、小沼将太高品雄基(TEAM-ODAC)、オ・セヒョン(Apeace)、愛迫みゆ愛乙女☆DOLL)、太田里織菜(愛乙女☆DOLL)、戸島花佐藤すみれSKE48)、木村敦など。

    脚注

    注釈

    1. ^ 裸の女性が始終登場するいつもよりもワイセツなMVにYouTubeは年齢制限をかけている。UNIVERSAL MUSIC JAPANによるショートバージョンは最初からサビ前だけは閲覧が出来るようになっている。

    出典

    1. ^ 一般社団法人日本レコード協会
    2. ^ a b c d 音楽専科社刊「hide BIBLE」pp.238-239より。
    3. ^ a b “ROCKミュージカル ピンクスパイダー (archive)”. ROCKミュージカル ピンクスパイダー公式サイト
    4. ^ “ピンクスパイダー (RIZE)”. Oricon. 2014年11月28日閲覧。
    5. ^ INORAN、2年ぶりのアジアツアーで「ピンクスパイダー」を演奏|barks.jp
    6. ^ MIYAVI×hide 時空を超えた共演「Pink Spider (Remix)」MV公開「彼が僕たちに残してくれたメッセージ、改めて感じて欲しい」
    7. ^ MIYAVIがhide「ピンクスパイダー」をカバーする意義 “音楽”を開拓してきた二者の共通点を探る
    8. ^ “ピンクスパイダー”. Web Rock Magazine BEEAST
    9. ^ “hide舞台「僕らのピンク スパイダー」にHKTやSKEメンバーら出演”. 音楽ナタリー. (2017年2月3日). https://natalie.mu/music/news/219471 
    シングル
    hide

    1.EYES LOVE YOU - 2.50%&50% - 3.DICE - 4.TELL ME - 5.MISERY - 6.Beauty & Stupid - 7.Hi-Ho/GOOD BYE - 8.In Motion

    hide with Spread Beaver

    1.ROCKET DIVE - 2.ピンク スパイダー - 3.ever free - 4.HURRY GO ROUND - 5.TELL ME

    アルバム
    オリジナル
    hide
    zilch

    1.3・2・1 - 2.SKYJIN

    ベスト
    リミックス
    hide

    1.tune-up hide remixes - 2.Psy-clone 〜hide electronic remixes〜

    zilch
    ライヴ

    1.PSYENCE A GO GO - 2.HIDE OUR PSYCOMMUNITY

    トリビュート

    1.hide TRIBUTE SPIRITS - 2.hide TRIBUTE II Visual SPIRITS - 3.hide TRIBUTE III Visual SPIRITS - 4.hide TRIBUTE IV Classical SPIRITS - 5.hide TRIBUTE V PSYBORG ROCK SPIRITS - 6.hide TRIBUTE VI Female SPIRITS - 7.hide TRIBUTE VII Rock SPIRITS - 8.hide TRIBUTE IMPULSE

    コンピレーション

    LEMONed (CD/LP) - WooFer!! - WooFer!!2 - Cafe Le PSYENCE-hide LEMONed Compilation- - 子 ギャル

    ボックスセット
    関連項目
    シングル
    オリジナル

    彼女には判らない (Why don't you know) - e-Escape - ハートブレイク・ノイローゼ - その気×××(mistake) - そして僕は途方に暮れる - 彼女はFuture-rhythm - 恋にjust can't wait - クロール - ゴーゴーヘブン - 君の住む街角 - Stop & ギミーラブ - Standard Lover - G - Real Action - 月と密林 - ずっと甘い口唇 - 忘れられなくて - naive - 虹を越えて - 初恋 - Angelic Baby - 涙のかわりに - 1/2の神話 - ガラス越しに消えた夏 - 愛する能力 〜明日へ、未来へ〜 - 甘い関係 - せつない時は僕がいる〜素晴らしい世界〜 - Lovejenic - トパーズ - Summer Breeze〜心が還る場所〜 - 夏の終わりの午後 - そして僕は途方に暮れる(25th ver.)

    12インチ
    デュエット

    キャンドルを消さないで - ピンク スパイダー

    アルバム
    オリジナル

    まずいリズムでベルが鳴る - SCOOP - CONFUSION - in・Fin・ity - SCRAP STORIES - Serious Barbarian - Serious Barbarian II - 楽園 Serious Barbarian III - NAÏVE - MASQUERADE - Love Healing - Loveduce - Love Life - Y

    ミニ

    LIFE - Favorites - 明日はきっとハレルヤ

    セルフカヴァー

    Collage - Season's greetings 〜春〜 - Season's greetings II 〜夕凪〜 - 水月鏡花

    ベスト

    Frenzy - Frenzy2 - Y〜naïve collection - I.D Y BEST COLLECTION - GOLDEN☆BEST 大沢誉志幸 I.D Y II Y COOOL BEST COLLECTION(水の中のナイフ) - THE LEGEND - TraXX -Yoshiyuki Ohsawa Single Collection- - 大澤誉志幸 Song Book

    ライブ

    The Night

    オーディオブック

    Nova-Bossa nova

    コラボレーション

    Dance To Christmas - &Friends - &Friends II

    プロデュース・アルバム
    提供楽曲
    関連項目

    クラウディ・スカイ

    関連人物

    銀色夏生 - 大村雅朗 - ホッピー神山(PINK) - 柳川英巳(クラウディ・スカイ) - K.INOJO(クラウディ・スカイ) - 安部隆雄 - 小倉博和 - 小滝みつる

    MVA BEST VIDEO OF THE YEAR受賞曲
    1990年代
    2000年代
    2010年代
    オリコン週間シングルチャート第1位(1998年5月25日-6月1日付・2週連続)
    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
    7月
    8月
    9月
    10月
    • 5日 Sa Yo Na Ra(globe)
    • 12日 sweet heart(globe)
    • 19日 snow drop(L'Arc〜en〜Ciel)
    • 26日 forbidden lover(L'Arc〜en〜Ciel)
    11月
    12月
    • シングル:1967
    • 1968
    • 1969
    • 1970
    • 1971
    • 1972
    • 1973
    • 1974
    • 1975
    • 1976
    • 1977
    • 1978
    • 1979
    • 1980
    • 1981
    • 1982
    • 1983
    • 1984
    • 1985
    • 1986
    • 1987
    • 1988
    • 1989
    • 1990
    • 1991
    • 1992
    • 1993
    • 1994
    • 1995
    • 1996
    • 1997
    • 1998
    • 1999
    • 2000
    • 2001
    • 2002
    • 2003
    • 2004
    • 2005
    • 2006
    • 2007
    • 2008
    • 2009
    • 2010
    • 2011
    • 2012
    • 2013
    • 2014
    • 2015
    • 2016
    • 2017
    • 2018
    • 2019
    • 2020
    • 2021
    • 2022
    • 2023
    • 2024

    • デジタルシングル:2017・2018
    • 2019
    • 2020
    • 2021
    • 2022
    • 2023
    • 2024

    • 合算シングル:2018・2019
    • 2020
    • 2021
    • 2022
    • 2023
    • 2024

    • ストリーミング:2018・2019
    • 2020
    • 2021
    • 2022
    • 2023
    • 2024
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