フレッチャルジェント

ETR600型 高速鉄道車両

フレッチャルジェント[1](Frecciargento)はイタリアトレニタリアが運行する優等列車の名称。

概要

2012年6月、それまで高速鉄道サービスとして展開していたユーロスター・イタリアを、フレッチャロッサフレッチャルジェントの2つのカテゴリーに分け誕生した。フレッチャロッサは『赤い矢』、フレッチャルジェントは『銀の矢』という意味の造語で、より高速な列車をフレッチャロッサに、それ以外をフレッチャルジェントとしている。

フレッチャルジェントは高速新線では最高速度250km/hで走行する。

運用

2014年冬ダイヤでは、ローマヴェネツィアを結ぶ基幹系統には1時間に1本(1日19本)の列車が運行され、その一部はウーディネ(1日2本)、トリエステ(1日2本)、ナポリ(1日2本)、サレルノ(1日2本)などまで延長運行されている。また、ローマヴェローナを結ぶ基幹系統にも1時間に1本(1日14本)ローマレッチェの間に1日6本、ローマレッジョ・カラブリアの間に1日2本の列車が運行されている[2]。列車は一等車と二等車に分かれており、一等車の乗客にはウエルカム・ドリンク(飲み物と菓子)と新聞(13時まで)が無料で提供される。また、すべての列車には食堂車(bar/bistroまたはrestaurant/bar)が連結されている[2]

2014年冬ダイヤにおける各駅間の所要時間の例として、9410列車のナポリ中央駅ローマ・テルミニ駅の間は1時間10分、ローマ・テルミニ駅で10分停車し、そこからフィレンツェ S.M.N.駅 1時間30分、ボローニャ中央駅 2時間20分、ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅 3時間45分の所要時間である[3]。 2018年12月よりETR700によるミラノアンコーナを結ぶ運行を開始した[4]

使用車両

ETR600
ETR610
ETR485
ETR700[2]

参考文献

  1. ^ 文献によってはフレッチャアルジェントフレッチャ・アルジェントとも呼ばれる。
  2. ^ a b c イタリア鉄道オフィシャルページ Frecciargento http://www.trenitalia.com/cms/v/index.jsp?vgnextoid=ce5ebd6bc1abf310VgnVCM1000008916f90aRCRD (英語)
  3. ^ トレニタリア 列車検索による http://www.trenitalia.com
  4. ^ Treni, dal 9 giugno i Frecciargento sostituiscono i Frecciabianca sulla linea adriatica
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列車
営業用
試作・事業用
  • Y160(イタリア語版)
  • ETR401(イタリア語版)
  • ATR410
種別・愛称

高速新線(ディレッティシマ/TAV
国際共同
インフラ
関連企業/団体/人物
インフラ企業
運行事業者
車両メーカー
デザイン
その他
国際展開
ペンドリーノ
その他
  • オランダの旗ベルギーの旗 V250†(返却)
  • ドイツの旗 ICE T(車体傾斜機構のみ)
事故
  • ピアチェンツァ脱線転覆事故(イタリア語版)(在来線)
  • フィレンツェ・カステロ駅構内列車衝突事故(イタリア語版)(在来線)
  • ユーロスター・イタリア9410列車脱線事故(英語版)
  • リヴラーガ脱線事故(英語版)

- 過去に存在したもの

* - 貨物専用列車
 
高速鉄道車両・列車(速度別)
350 km/h以上
アジア
300 - 349 km/h
アジア
欧州
その他
250 - 299 km/h
アジア
欧州
200 - 249 km/h
アジア
欧州
北米
 
各国の高速鉄道網
アジア
欧州
北米
南米
アフリカ
オセアニア
  • オーストラリア(英語版)*
 
車両メーカー
日本
アジア
中国中車
旧南車系
旧北車系
北米、欧州
アルストム

フィアット - GEC†)

ボンバルディア

*:登場予定のもの、計画中のもの - †:過去に存在したもの