狩野 吉信(かのう よしのぶ、天文21年(1552年)‐寛永17年(1640年))とは江戸時代の狩野派の絵師である。
来歴
狩野永徳の子で通称は源三郎といった。一説に狩野之信の孫ともいわれる。本名は村井久左衛門または左門。狩野氏を名乗った。狩野安信が狩野派本家を継ぐ時に、その世話をするためにともに江戸に下り、後に京都へ帰った。禁中御用絵師として活躍しており、晩年には剃髪し、昌庵と号した。作品に埼玉県川越市にある喜多院所蔵の『職人絵尽屏風』があり、初期浮世絵の重要な遺品である。享年は89。
参考文献
- 吉田漱 『浮世絵の基礎知識』 雄山閣、1987年 ※115頁
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