福田勝治

福田 勝治(ふくだ かつじ、1899年1月17日 - 1991年12月26日)は、日本の戦前戦後を通じた写真家山口県出身。女性を中心とした人物写真を発表した。

当初、欧米のモダニズムに影響を受け、広告写真を中心に制作していたが、その後、戦後にかけて、女性写真(ヌード写真を含む)を多く撮影し、福田スタイルとも言うべきスタイルを作り上げた。1936年には「女の写し方」という写真撮影技法に関する連載を「アサヒカメラ」誌上で行い、1937年に書籍として出版し、その人気は木村伊兵衛、土門拳を上回るほどだったという[1]。だが、戦後の1970年代ごろまでには忘れられた存在になってしまった。

代表作には「女の写し方」「静物」などがある。なお、福田は「高千穂製作所(現オリンパス)に勤務していた時期もある。

主要な展覧会

主要著書・写真集

  • 現像の実際(アサヒカメラ叢書第14、東京朝日新聞社、1937年)
  • 女の写し方(アルス、1937年)
  • 春の写真術(アルス、1938年)
  • 私の写真集(アルス、1938年)
  • 女の写し方. 続(アルス、1939年)
  • 静物写真の作り方(アルス写真文庫第18、アルス、1939年)
  • 牛飼ふ小学校(玄光社、1941年)
  • 銀座(玄光社、1941年)
  • 出発(光画社、1942年)
  • 神宮外苑(日本写真工芸社、1942年)
  • Modern Photography in Japan 1915-1940, Ryuichi Kaneko(金子隆一), Norihiko Matsumoto(松本徳彦), Deborah Klochko, Friends of Photography Bookstore, 2001, ISBN 978-0933286740.

脚注

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  1. ^ 福田勝治 artscape.jp 2024年2月2日閲覧

関連項目

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