詩論

曖昧さ回避 その他のしろんについては「シロン (曖昧さ回避)」をご覧ください。

詩論』(しろん、詩についてラテン語Ars Poeticaアルス・ポエティカ(詩の芸術、技術)または Epistula Ad Pisones または Letters to Piso)とは、ホラティウスについての論文。紀元前18年頃に書かれた。

『詩論』からは次の3つの有名な文学用語が生まれている。

  • In medias res(物事の中途に)147-148行 - 古代の叙事詩でよく使われた技法で、物語を最初から語るのではなく途中(核心)から語り始める技法のこと。
  • bonus dormitat Homerus(良きホメーロスの居眠り)358-359行 - 卓越した詩人といえども繋がりのミスをおかすこと。
  • ut pictura poesis(詩は絵のように)361行 - 文字通りの意味で、広義の「詩」(想像の生み出したテキスト)は(ホラティウスの時代の)絵に対してするような細心の解釈に値するということ。

『詩論』はまた「デコールム(Decorum)」(詩作の形式に応じてそれに適した語彙と言葉遣いをすること)論も鍵となっている。

日本語訳

  • アリストテレース 詩学/ホラーティウス 詩論(岩波文庫、同ワイド版) - 『詩論』の日本語訳:岡道男
  • ローマ文学集 世界文学大系67(筑摩書房) - 『詩論』の日本語訳:鈴木一郎
  • ホラティウス全集(玉川大学出版部) - 日本語訳:鈴木一郎

外部リンク

  • Latin text of poem(ラテン図書館
  • English translation
  • Text at Perseus.
  • Famous quotes
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