1989年のヤクルトスワローズ(1989ねんのヤクルトスワローズ)では、1989年のヤクルトスワローズの動向をまとめる。
この年のヤクルトスワローズは、関根潤三監督の3年目のシーズンである。
概要
就任3年目に向けて関根監督は「今年こそAクラス入りする」と意気込み、アメリカから現役大リーガーのラリー・パリッシュを獲得。打撃陣では新外国人のパリッシュが開幕から4番に座り、池山隆寛・広澤克実と長距離打者3人がクリーンナップにそろい踏みし、チーム本塁打140本はリーグ2位だった。打線の強化に成功したチームだが、投手陣は前年リリーフで最多勝を獲得した伊東昭光が自宅で転倒するなどの不運でわずか4勝に終わり、また前年までローテを守っていた高野光や荒木大輔がケガで離脱するなど誤算が続出。それでも3年目の内藤尚行が先発・抑え兼任で12勝8セーブをあげ、ベテランの尾花高夫が11勝、この年ローテ入りの加藤博人が6勝9敗ながらも2.83で防御率ベスト10に入り、伊東らの離脱をカバーしチーム防御率3.97と健闘し、4点台未満に抑えた。最終的には優勝の巨人に28.5ゲーム差を付けられ、3位中日には13ゲーム差を付けられて4位に終わった。対戦成績では前年優勝の中日に14勝12敗と勝ち越すも、巨人に7勝19敗、2位の広島に8勝16敗2分と大きく負け越すなど、1987年同様巨人優勝の引き立て役になった。オフには勇退した関根監督に代わって野村克也が新監督に就任し、野村新監督のもとチームはユニフォームも首脳陣も一新して来シーズンに臨むことになる。
チーム成績
レギュラーシーズン
[2]
1989年セントラル・リーグ順位変動 順位 | 4月終了時 | 5月終了時 | 6月終了時 | 7月終了時 | 8月終了時 | 9月終了時 | 最終成績 |
1位 | 広島 | -- | 広島 | -- | 巨人 | -- | 巨人 | -- | 巨人 | -- | 巨人 | -- | 巨人 | -- |
2位 | 巨人 | 3.5 | 巨人 | 0.0 | 広島 | 2.5 | 広島 | 7.0 | 広島 | 8.0 | 広島 | 4.5 | 広島 | 9.0 |
3位 | ヤクルト | 8.0 | 阪神 | 10.5 | 阪神 | 15.5 | 中日 | 14.0 | 中日 | 13.0 | 中日 | 13.0 | 中日 | 15.5 |
4位 | 阪神 | 8.0 | ヤクルト | 11.5 | ヤクルト | 15.5 | ヤクルト | 20.0 | ヤクルト | 24.5 | ヤクルト | 23.0 | ヤクルト | 28.5 |
5位 | 中日 | 8.0 | 中日 | 12.0 | 中日 | 阪神 | 22.0 | 阪神 | 29.0 | 阪神 | 28.0 | 阪神 | 30.5 |
6位 | 大洋 | 8.5 | 大洋 | 14.0 | 大洋 | 17.0 | 大洋 | 24.0 | 大洋 | 30.5 | 大洋 | 33.5 | 大洋 | 36.5 |
オールスターゲーム1989
詳細は「1989年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照
- パリッシュ
- 池山隆寛
- 尾花高夫(出場辞退)
- 内藤尚行
- 広沢克実
選手・スタッフ
ヤクルトスワローズ 1989 |
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監督 | |
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一軍コーチ | |
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二軍監督・コーチ | |
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投手 | |
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捕手 | |
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内野手 | |
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外野手 | |
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表彰選手
リーグ・リーダー |
選手名 | タイトル | 成績 | 回数 |
笘篠賢治 | 新人王 | |
パリッシュ | 本塁打王 | 42本 | 初受賞 |
ベストナイン |
選手名 | ポジション | 回数 |
パリッシュ | 一塁手 | 初受賞 |
池山隆寛 | 遊撃手 | 2年連続2度目 |
ゴールデングラブ賞 |
選手名 | ポジション | 回数 |
栗山英樹 | 外野手 | 初受賞 |
ドラフト
詳細は「1989年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照
出典
[脚注の使い方]
- ^ “年度別成績 1989年 セントラル・リーグ”. 日本野球機構. 2017年4月12日閲覧。
- ^ 『日本プロ野球記録年鑑 ベースボール・レコード・ブック1990』ベースボール・マガジン社、1989年。ISBN 4-583-02810-5。
- ^ 『日本プロ野球80年史 1934-2014』 【記録編】、ベースボール・マガジン社、2014年12月24日。ISBN 978-4-583-10668-7。
各年の東京ヤクルトスワローズ |
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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| この項目は、野球に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(PJ野球/P野球)。 |