D6-VTR

D6 HDTV VTR
D6-VTR
メディアの種類 磁気カセットテープ
記録容量 500ギビバイト
フォーマット HDTV デジタル
読み込み速度 128メガバイト毎秒
書き込み速度 128メガバイト毎秒
読み取り方法 ヘリカルスキャンアジマス方式
書き込み方法 ヘリカルスキャンアジマス方式
策定 東芝・BTS
主な用途 デジタル映像の記録
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D6-VTR放送コンポーネント方式デジタルVTR規格である。D2-VTR規格をベースに、東芝とBTS(フィリップスとの合弁放送機器メーカー、その後フランスのThomsonに買収され現在はThomson Grass Valleyが継承)が共同開発した。3/4インチメタルカセットテープを使用。HDコンポーネントの輝度信号を74.25MHz、2つの色差信号をそれぞれ37.125MHzでサンプリングした信号を非圧縮で記録可能。オープンリールのHDデジタル1インチVTRに比べ記録密度が高くエラーレートが低い。東芝製GBR-1080などはオプション(プロセッサー)を追加することにより、マルチフォーマットデコーダとして利用できる。

NHK、大手プロダクション等で採用実績があるが、非常に高価なVTRシステムであるため一般的な番組制作では利用されていない。放送技術研究用や3DハイビジョンのVTRとして利用に限られている。近年では放送用VTRとしてだけではなく、大容量かつ高レートである特性をいかし科学技術計算に用いるコンピュータの記憶システムとしても利用され始めている。

関連項目

ビデオテープ
アナログ
  • 2インチ(1956)
  • VERA(英語版)(1958)
  • ソニー2インチヘリカルVTR(英語版)(1961)
  • Ampex 2 inch helical VTR(1962)
  • タイプA(英語版)(1965)
  • CV-2000(1965)
  • AKAI(英語版)(1967)
  • Uマチック(1969)
  • EIAJ-1(1969)
  • カートリビジョン(1972)
  • フィリップスVCR(英語版)(1972)
  • Vコード(1974)
  • VX(1974)
  • ベータマックス(1975)
  • IVC(英語版)(1975)
  • タイプB(英語版)(1976)
  • タイプC(1976)
  • VHS(1976)
  • VK(英語版)(1977)
  • SVR(英語版)(1979)
  • Video 2000(1980)
  • CVC(英語版)(1980)
  • M規格(1981)
  • VHS-C(1982)
  • BETACAM(1982)
  • 8ミリビデオ(1985)
  • MII(1986)
  • S-VHS(1987)
  • S-VHS-C(1987)
  • EDBeta(1987)
  • Hi8(1989)
  • Ruvi(1998)
デジタル
HD
ビデオディスク
アナログ
  • Phonovision(1927)
  • Ampex-HS(1967)
  • TeD(1975)
  • LD(1978)
  • CED(1981)
  • VHD(1983)
  • Laserfilm(1984)
  • CDビデオ(1987)
デジタル
HD
デジタル
メディア複数
テープレス
  • Editcam(1995)
  • XDCAM(2003)
  • MOD(英語版)(2005)
  • AVCHD(2006)
  • AVC-Intra(2006)
  • TOD(2007)
  • iFrame(英語版)(2009)
  • XAVC (2012)
ソリッドステート
  • P2(2004)
  • SxS(英語版)(2007)
  • GF series(2008)
  • SR Memory(2011)
  • AXSメモリーカード(2013)
フィルム録画
  • Kinescope(1947)
  • Electronicam kinescope(1950代)
  • Electronic Video Recording(1967)
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