プジョー・オキシア

プジョー・オキシア
フロント
概要
製造国 フランスの旗 フランス
デザイン ジェラール・ウェルター(英語版)
ポール・ブラック
ボディ
ボディタイプ 2ドアクーペ
エンジン位置 ミッドシップ
駆動方式 四輪駆動
パワートレイン
エンジン PRV 2,849cc V型6気筒DOHC ツインターボ
最高出力 690 ps / 8,200 rpm
最大トルク 74.0 kgf·m / 4,500 rpm
変速機 6速MT
車両寸法
ホイールベース 2,800 mm
全長 4,610 mm
全幅 2,020 mm
全高 1,300 mm
車両重量 1,374 kg
系譜
先代 プジョー・プロキシマ
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オキシア (Oxia ) は、フランスの自動車メーカープジョーが開発したコンセプトカーである。

概要

1988年パリサロンで発表。プジョーのスーパーカー市場への参入にあたり、その道筋を模索すべく開発された。

1984年に発表されたクアザールの発展型とも言うべきモデルで、デザインもクアザールと同じくジェラール・ウェルター(英語版)(エクステリア)とポール・ブラック(インテリア)が手掛けている。

ボディはアルミハニカムパネルをカーボンファイバーケプラー繊維製の外板で覆った構造で、シザーズドアを採用したクアザールとは異なり一般的な横開き式ドアとするなど、より量産に適したスタイリングに改められた。フロントやリアは当時デビュー間もない405に類似した意匠となっている。

パワートレインはPRV 2.9L V型6気筒24バルブツインターボエンジンをミッドシップに搭載し、6速MTとの組み合わせで四輪を駆動する。駆動配分は前25:後75。

インテリアはグレーを基調としたデザインで、センターコンソールにカラー液晶ディスプレイを搭載。ルートマップや交通情報、気象情報を提供するカーナビゲーションシステムを有していた。

ナルド・サーキットでのテスト走行では、非公式ながら349km/hの最高速を記録している[注 1]

オキシアは全2台が製造されたが、1990年に勃発した湾岸戦争の影響で開発プロジェクトは中止された。

車名の由来

火星表面のオキシア・パルスと呼ばれる地形から。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 当時世界最速とされたフェラーリ・F40(320km/h)をも凌ぐ数値である。

参考文献

  • “Concept We Forgot: 1988 Peugeot Oxia” (英語). Motor1.com (2016年9月14日). 2021年9月23日閲覧。
  • “プジョーの奇抜なコンセプトカー 何台おぼえている? 前編”. AUTOCAR JAPAN (2018年2月5日). 2021年9月23日閲覧。
  • “GUIDE: PEUGEOT OXIA” (英語). Supercar Nostalgia (2020年8月29日). 2021年9月23日閲覧。

関連項目

外部リンク

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