「愛の灯〜STAND IN THE LIGHT」はフジテレビ系ミュージック・キャンペーン・ソングとして制作された。山下はその経緯を「フジテレビのイメージソングの依頼で誰か外国人の女性とデュエットしてくれって来た企画です。同じレコード会社で考えてたんですが、メリサ・マンチェスターに逢ったこともあったんで、彼女にオファーして快諾いただいて、詞も書きたいというので曲先で渡して書いてもらったんです。彼女はニューヨークの人なんで目指すはアシュフォード&シンプソンで行きました。少しフィラデルフィア・テイストを入れてみたら喜んで書いてくれるかなと」[book 1]と答えている。この曲はアルバム『COZY』収録に際しデータはそのまま細かい音源が差し替えられている。1985年 (1985)から1994年 (1994)まで使っていた自社スタジオ、スマイル・ガレージが湾岸の再開発で取り壊しになり、1996年 (1996)に新たな自社スタジオ、プラネット・キングダムが出来るまでの約2年半、3つ4つのスタジオを転々としていた時期にレコーディングされた。そのためオーディオ的にもうひとつ満足できなかったものの、シングルということで仕方なく出したという。ただ、同期ものなので演奏データと音色データは残っているので、歌と生ギターと生ピアノを残して同期部分を全部プラネット・キングダムで録音し直し、歌に関してもスレーブに入っている切り替えから全部やり直した。歌の切り替えからコーラスのピンポンから全部やり直して、それで音の抜けがだいぶ改善されたという[book 2]。
収録曲
愛の灯〜STAND IN THE LIGHT ⁄ 山下達郎 & メリサ・マンチェスター – (5:00)[1]