筑豊のこどもたち

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筑豊のこどもたち』(ちくほうのこどもたち)は、1960年(昭和35年)に発表された土門拳撮影による日本の写真集であり、同作を原作にした同年製作・公開、内川清一郎監督による日本の長篇劇映画である。

略歴・概要

筑豊鉱山に暮らす子供たちの生活を撮ったもので、日本におけるリアリズム写真の代表的な写真集。

1960年(昭和35年)、パトリア書店(なお、この出版社の経営者は、のちに作家となる丸元淑生だった[1])から発売された[2]。初版は誰でも買うことが出来るようにザラ紙に印刷され、1冊100円で発売された。同年、研光社から『続筑豊のこどもたち』が上梓された[2]1977年(昭和52年)、築地書館から再版された[2]

映画

日本映画新社東宝の共同製作、脚本家の菊島隆三のプロデュースで製作され、1960年(昭和35年)11月13日に東宝の配給で劇場公開された。撮影は、戦前からのドキュメンタリー界の巨匠白井茂が回した。

ビブリオグラフィ

国立国会図書館蔵書[2]

  • 『筑豊のこどもたち』、パトリア書店、1960年
  • 『続筑豊のこどもたち』、研光社、1960年
  • 『筑豊のこどもたち』新装版、築地書館、1977年 ISBN 4806756199
  • 『土門拳全集 11』収録、小学館、1985年 ISBN 4095590114

脚注

  1. ^ 丸元淑生『秋月へ』「原爆文学」探査④ 坂口博
  2. ^ a b c d NDL-OPAC検索結果、国立国会図書館、2009年10月16日閲覧。
  3. ^ “筑豊のこどもたち”. 国立映画アーカイブ. 2022年11月5日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 「『筑豊のこどもたち』はいま “貧困のシンボル”の末に...」 - 目撃!にっぽん
  • 筑豊のこどもたち
  • 若き学生が撮った「るみえちゃん」 - ウェイバックマシン(2003年3月10日アーカイブ分)